練習の量と質について

就活セミナーで、自分にキャッチコピーをつけて自己紹介をしてくださいと言われ
迷わず「小学校から10年間吹奏楽部です」と言いました。


そんな吹奏楽人生の中で、
「練習は量より質」というスローガンのもと、
練習時間が減らされそうになったことがありました。
結局実行されませんでしたが。


「量より質」というのは分かるけど、だからって休みを増やさなくても…。
と、この当時から疑問を持っていたことを
久しぶりに思いだしたので、ちょっと考えてみることにしました。

量と質の定義と関係


練習の「質」「量」というのが何を指しているのかがあいまいですが、
まず、質は「上達につながる必要な様々な要素を網羅した練習」とします。

そんな練習を行うためには、
ある程度の練習時間(=練習量とします。これは後で述べます)が必要です。
質を高めれば高めるほど、量が減らせるというわけではない。
つまり、量に下限があるということです。
美味しいお肉を少量食べるか、ちょっと硬いお肉をたくさん食べるか、
というときの「量と質」とは違うのです。
(美味しいお肉にも下限の量はある!という人もいるかもしれませんが。笑)


一方、量は「練習時間」です。
この定義で本当にいいのかわかりませんが、
(このへんは考え出すときりがない…)
練習時間を減らそうと言い出した人はたぶんそう考えていたんだと思うので、
ここではそれにのっとってみます。

どちらもあるにこしたことはない


仮定として、練習の量が質を保つ最低限以上あって、
練習の総量が「質×量(時間)」で表せるとします。
そうすると、「質を上げて時間を減らす」のは
練習の総量が変わらない、現状維持のための方法です。
一方、今までと同じ時間で質を上げれば、練習の総量が上がって 向上が見込めます。


そんなわけで、やっぱり今ある練習時間をわざわざ削るのはどうなのかな、
と思うわけです。
まぁでも、それは価値観の違いですよね。
今と同じものをより少ない時間で得るか、
同じ時間で、今より大きなものを得るか という、なかなかの悩みどころです。


過去のことを考えても仕方ないので、ここらへんでやめます。


それよりも、今の練習のことを考えよう。
高校のときよりも練習時間が限られているから、質を上げる一方で
できるだけ時間を増やす努力もしたい。
質も量も両方大切にして、練習の総量アップを狙っていこう、と思います。。